DX研修とは|中小企業に合う内容・費用・助成金と、業務で使い続ける進め方

DX研修とは|中小企業に合う内容・費用・助成金と、業務で使い続ける進め方

「DX研修を受けさせたいが、何を学ばせればいいのか分からない」「費用に見合う成果が出るのか不安」「研修を受けても、現場の仕事は変わらないのでは」。DX研修で迷うのは、考え方を学ぶ講座と自社の業務を変える実習が、同じ名前で売られているからです。

この記事では、自治体や医師会、税理士、上場企業などで5,000人以上にAI研修を行ってきたメイカヒットが、中小企業のDX研修の選び方と進め方を解説します。この記事を読むと、研修の種類と費用の決まり方や2026年8月に変わった助成金の条件、研修を成果につなげる手順が分かります。

記事監修者

久保田 亮(株式会社メイカヒット代表)
AI研修実績5,000名超え

久保田 亮-株式会社メイカヒット代表

【経歴・実績】
・5,000人以上へのAI研修実績
・自治体・医師会・税理士・上場企業などで研修多数
・マーケターとしての取引企業500社以上
・マーケティング/広報顧問累計6社
・自社メディアでの販売実績10億円以上
・Webスクールメイカラ主宰

Notta公式アンバサダー

田中 凌平-株式会社メイカヒット代表

【経歴・実績】
・Notta公式アンバサダー
・AIを活用し生産性300%向上
・日本インタビュー協会認定インタビュアー
・年間150名以上の取材実績
・ラグジュアリーブランドで5年勤務

田中 凌平(株式会社メイカヒット代表)
目次

DX研修とは、デジタルの道具で仕事の進め方を変える力を身につける社員教育

DX研修とは、デジタルの道具やデータを使って、仕事の進め方を変える力を社員に身につけてもらう教育です。DXはデジタルトランスフォーメーションの略で、パソコンの操作を覚えるだけでなく、業務の手順そのものを見直すところまでを指します。

学ぶ中身の目安は、経済産業省のデジタルスキル標準にまとまっています。全ての社員向けの「DXリテラシー標準」と、DXを進める人向けの「DX推進スキル標準」の2つです。2026年4月にver.2.0が公表され、AIの広がりに合わせてデータの管理を担う役割が新しく加わりました(※2026年10月現在)。

研修の種類主に学ぶこと向いている人
DX研修デジタルで業務の手順を変える考え方と、その進め方経営層、推進の担当者、全社員
IT研修パソコンや業務システム、表計算などの操作システムを使う社員
AI研修生成AIで文書の下書きや要約、調べものをする方法と、安全な使い方毎日の事務や営業をする社員

最近は、DX研修の中に生成AIを使う実習を入れる研修会社も出てきました。当社では、中小企業なら考え方の講義より、自社の業務を題材にした実習に時間を使うほうが成果につながると考えています。生成AIの研修の中身は、法人向けAI研修の効果と選び方で詳しく解説しています。

中小企業にDX研修が要る理由|人材不足とAIの使いどころの迷い

DX研修が求められる一番の理由は、DXを進める人が社内に足りないことです。IPA(情報処理推進機構)のDX動向2026調査では、DXを進める人材の量が「やや不足」「大幅に不足」と答えた企業が合わせて85.5%でした。

同じ調査で、AIを入れている企業は社員1,001人以上で8割近くにのぼります。いっぽう、101人以下の企業では16.6%にとどまり、会社の規模による差は大きいのが実情です。

AIを使っていない中小企業の理由も、道具より人の側にあります。2026年版中小企業白書では、省力化の投資をしたがAIは使っていない事業者に理由を聞いています。「活用する業務がイメージできていない」が63.4%で一番多く、「活用を推進する人材が不足している」が40.0%、「社内ルール・ガイドラインが整備されていない」が26.2%でした。

中小企業でDXが進まない理由として、使う業務が分からない・進める人がいない・社内の決まりがないの3つを並べ、研修で補えることを示した図

研修の効果も、同じ白書に表れています。AIを使い始めた事業者のうち、社員向けの研修会や勉強会を開いている事業者で「想定した効果が得られなかった」と答えたのは8.6%でした。開いていない事業者の16.1%と比べると、半分ほどです。

どの業務に使えるかが分からない、という悩みは、研修で自社の仕事を分解してみると解けやすくなります。研修は、使いどころを社員と一緒に見つける場として使うのが近道です。

DX研修の内容は、受ける人の立場で3つに分かれる

DX研修は、受ける人の立場によって学ぶ中身が変わります。全員に同じ講座を受けさせると、経営層には物足りず、現場には難しすぎることが起きがちです。

DX研修の中身を、次の3つの観点から解説します。

受ける人別のDX研修

・経営層向け
・推進の担当者向け
・全社員向け

それぞれ見ていきましょう。

経営層向けは、どの業務から変えるかを決める研修

経営層向けのDX研修では、会社のどの業務から変えるか、誰に任せるかを決める力をつけます。AIの細かな操作より、使ってよい情報の範囲と、試す業務の優先順位を決めることが中心です。

当社では、社長が導入を人任せにするのは、AI導入で避けたい失敗の1つだと考えています。社長が自分で使ってみせると、社員も業務で使ってよいと分かり、社内に広がりやすくなるからです。

推進の担当者向けは、業務の手順を作り直す研修

推進の担当者向けの研修で中心になるのは、業務の流れを書き出してAIに任せる部分と人が確かめる部分を分ける方法です。担当者が社内の決まりと手順書まで作れるようになると、研修の効果が長く残ります。

DX推進スキル標準の役割から、自社で必要なものだけを選んで学ぶのが現実的です。経済産業省も、標準はそのまま使うのでなく、自社の事業に合わせて具体化するよう求めています。

全社員向けは、毎日の仕事で安全に使う研修

全社員向けの研修は、毎日の事務や営業で、生成AIを安全に使えるようになることが目的です。当社が企業向けに行っているAI研修では、最初に誤った情報・情報漏洩・著作権の3つの危険を伝えています。

そのうえで、入力してよい情報を段階に分け、AIに学習させない設定を受講者と一緒に操作します。設定の画面は更新で変わるので、研修のあとも定期的に見直してください。

DX研修の費用と助成金|2026年8月から対象外になった研修に注意

DX研修の費用は、次の表の4つの条件で決まります。研修の費用の相場は、AI研修の相場をまとめた記事も参考になります。見積もりを比べるときは、次の4点をそろえて頼んでください。

そろえる条件確かめること
人数と時間何人が、合計何時間受けるか
形式会社に来てもらうか、オンラインか、録画の講座か
題材自社の書類や業務を使った実習が入るか
研修のあと質問の窓口や、手順書づくりの手伝いがあるか

助成金と補助金を、次の3つの観点から解説します。

DX研修で使える助成金

・助成される額と上限
・助成の対象外になる時間
・2026年8月からの変更

それぞれ見ていきましょう。

助成される額は経費の75%と、1人1時間1,000円

費用の一部には、国の助成金が使える場合があります。厚生労働省の事業展開等リスキリング支援コースのご案内では、DXに関わる10時間以上の訓練の経費の75%と、1人1時間1,000円の賃金助成が中小企業の場合の額です(※2026年10月現在)。

このコースは、令和4年度から8年度(2027年3月まで)の期間限定の助成金として作られました。2027年4月以降に始める研修で使えるかは、厚生労働省の詳細版パンフレットや労働局の発表で確かめてください(※2026年10月現在)。

経費の助成には上限があり、10時間以上100時間未満の訓練なら、中小企業で受講者1人あたり30万円までです。eラーニングと通信制の訓練は上限が1人15万円で、賃金の助成はありません。

たとえば、研修会社が開く講座に社員5人を出す場合で計算してみます(受講料1人10万円・10時間。金額は説明のための仮の数字です)。経費の助成は10万円×75%×5人で37.5万円、賃金の助成は10時間×1,000円×5人で5万円です。

講師を会社に呼ぶ研修では、対象になる講師への謝金は、訓練1時間あたり3万円までです。10時間なら謝金の上限は30万円で、謝金の分の助成は22.5万円までになります。どちらの形でも、研修の経費を先に全額払ったあと、申請して受け取ってください。

手順書や計画を作る時間は、助成の対象外

助成の対象になるのは、職務に必要な知識と技能を学ぶ時間だけです。営業部門の研修を例に、対象になる時間だけで組むと次の表になります。

時間中身の例(営業部門の研修の場合)
2時間営業の提案書とメールを作る業務で、AIに渡す前提(商品・相手・目的)と出力の形の書き方を練習する
4時間社名や金額を消した練習用の提案書やメールを題材に、構成案と文章の下書きを作って直す実習
2時間商談のメモから要点と次の対応をAIに整理させ、抜けや誤りを確かめる実習
4時間AIの出力の誤りを見つける読み方と、送る前に数字・日付・宛名を確かめる手順の実習

組み方は一例で、合わせて12時間です。対象外と判断される時間が出ても10時間を割らないよう、余裕を持たせました。

先ほどの詳細版パンフレットでは、研修の中で自社の手順書や計画を作る時間は助成の対象外です。社内の決まりの説明や自社で使う機器の操作説明も同じ扱いで、その時間を除いて10時間以上が要ります。

自社の書類を題材にできるのは、研修会社などが主催する研修(事業外訓練)で、業務の改善や成果物づくりにつながらない場合に限られます。講師を呼んで自社が主催する研修では、練習用の題材を使うのが安全です。

入力の決まりづくりや部署ごとの計画は研修の時間とは別に行い、対象になるかは計画届を出す前に労働局で確かめてください。

2026年8月3日から、考え方だけを学ぶ研修は対象外

2026年8月3日以降に出す計画届から、条件が変わりました(経過措置あり)。厚生労働省の変更点の資料では、DXの概念やデジタル技術の概要、データ活用の考え方を学ぶだけの訓練は対象外です。

訓練の例(厚生労働省の資料より)助成の対象
営業担当者が、生成AIで商品提案書の構成案や文章を作り、直す方法を学ぶ対象
誰にでも使える、汎用的なプロンプト(AIへの指示文)の作り方を学ぶ対象外
DXの概念、デジタル技術の概要、データ活用の考え方を学ぶ対象外

考え方だけを学ぶ座学の研修は、助成金の面でも選びにくくなりました。研修の中身に合う担当の人を選ぶことも条件です。計画届は訓練を始める日の6か月前から1か月前までに出すので、社会保険労務士か労働局に早めに相談してください。

ソフトの導入とあわせて受ける導入研修は、デジタル化・AI導入補助金の通常枠で、ソフトの費用と一緒に申し込めます(研修だけでは対象外)。次の締切は2026年10月30日17:00です(2026年10月時点)。助成金の条件と申請の流れは、AI研修の助成金の記事で詳しく解説しています。

DX研修の会社の選び方|契約の前に確かめる5つのこと

DX研修の会社を選ぶときは、講座の名前より、自社の業務に合わせられるかを見てください。同じ「DX研修」でも、考え方の講義が中心の会社と、業務の実習が中心の会社があります。

確かめること理由
自社の書類や業務を題材にできるか一般的な例だけの研修は、受講者が自分の仕事に置き換えられず、使われないまま終わりやすい
立場ごとに中身を分けられるか経営層・担当者・全社員で、学ぶ中身が違う
入力してよい情報と、学習させない設定を扱うか安全の決まりがないと、研修のあとに使うのをためらう社員が出る
研修のあとの支えがあるか質問の窓口や手順書づくりの手伝いがあると、業務に根づきやすい
助成金の条件に合う中身と時間か2026年8月からは、職務に直接関わる中身でないと対象外になる

講座を広く探したいときは、経済産業省とIPAが運営するマナビDXが便利です。研修会社の講座とDX推進スキル標準の対応が示されているので、候補を比べる手がかりにしてください。受講料が無料の講座も探せるので、全社員の基礎はまず無料の講座で学び、自社の業務の実習に時間を回す使い方もできます。

DX研修を業務の成果につなげる5つの手順

当社が研修を行ってきた中では、成果が出る会社ほど、研修の前と後の準備に時間をかけています。研修の当日だけで仕事が変わることは少ない、というのが当社の見方です。

研修を成果につなげる手順を、次の5つの観点から解説します。

DX研修の5つの手順

・研修の前に仕事を書き出す
・試す業務を1〜2つに絞る
・入力してよい情報を決める
・自社の書類で実習する
・研修の最後に部署ごとの計画を出す

それぞれ見ていきましょう。

仕事を書き出す、業務を絞る、入力の決まり、自社の書類で実習、部署ごとの計画、の5つの手順を番号つきで左から右へ並べた図

1. 研修の前に、受ける人の1週間の仕事を書き出す

最初にするのは、受ける人に1週間の仕事を書き出してもらうことです。当社では、自分の仕事を分解してAIを使える所を探す体験が、研修の中で特に身につく部分だと考えています。書き出しの下書きには、次の節の頼み方を使ってください。

2. 試す業務を、すぐ結果が出る1〜2つに絞る

書き出した仕事から、すぐ結果が見える1〜2つを選びます。議事録の清書や、よくある問い合わせへの返信の下書きのような、毎週くり返す仕事が向いています。いきなり高い道具を入れる必要はありません。

3. 入力してよい情報を、研修の前に決めておく

研修の前に、AIに入力してよい情報と、入れてはいけない情報を決めておきます。決まりがないまま研修をすると、受講者が不安で手を止めるか、逆に何でも入れてしまうからです。

情報の段階例AIへの入力
公開している情報自社のサイトの文章、カタログ入れてよい
社内の一般的な情報手順書、社内のお知らせ学習に使わせない設定にしてから入れる
お客さまの情報名前、連絡先、契約の中身入れない(名前を消すなど、会社の決まりに従う)

社内の決まりの作り方は、生成AIガイドラインを作る5つのステップで紹介しています。

4. 研修では、自社の書類を題材に実習する

実習の題材には、手順2で選んだ業務の書類を、情報を消したうえで使ってください。頼み方は「役割・前提・出力の形」の3つを伝えれば十分、というのが当社の研修での説明です。今の仕事をよく知っている人ほどAIに渡す前提を書けるので、当社では上達が早いと考えています。

助成金を使う場合は扱いが変わります。講師を呼んで自社が主催する研修では、自社の書類ではなく練習用の題材を使ってください。

5. 研修の最後に、部署ごとの実行計画を出してもらう

研修の最後に発表してもらうのは、部署ごとの「どの業務で、いつまでに、誰が使うか」です。当社の研修でも、最後に部署ごとの計画を発表してもらい、研修のあとの進め方につなげています。

助成金を使う場合、計画を作って発表する時間は訓練の時間に数えられません。助成の対象にする10時間以上とは別の時間として組んでください。

研修のあとに使い続ける工夫は、1日だけの研修で終わらせない方法もあわせてご覧ください。

DX研修の準備はAIに手伝わせる|仕事の書き出しの頼み方

手順1の仕事の書き出しは、AIに下書きさせると早く進みます。下の頼み方の【私の1週間の仕事】を、受ける人の仕事に書き換えて使ってください。

頼み方の例
あなたは、社員30名ほどの会社で、DX研修の前に社員の仕事を整理する手伝いをします。
下の【私の1週間の仕事】を読み、表を作ってください。

【私の1週間の仕事】
・毎朝、受注のメールを見て、販売管理の画面に手で打ち込む(1日40分ほど)
・週に1回、営業会議の議事録を手書きのメモから清書して配る(2時間ほど)
・お客さまからの納期の問い合わせに、電話とメールで答える(1日に5〜6件)
・月末に、請求書の金額と入金の一覧を見比べて、合わない分を調べる(半日ほど)
・新人から聞かれる「この書類はどこにある?」に答える(1日に数回)

【表の形】
列は「仕事」「AIに任せられる部分」「人が残す部分」「研修で練習したいこと」の4つ。

【条件】
・AIに任せられる部分は、下書き・要約・整理・照合のように、人が最後に確かめられる形にする。
・お客さまへの最後の返事、お金の判断、個人情報の扱いは、人が残す部分に入れる。
・分からないところは推測で埋めず、表の後に「確かめたいこと」として質問の形で3つまで並べる。

材料の仕事は、説明のために作った架空の例です。当社のお客さまの事例ではありません。新しい会話でこの頼み方を1回実行したところ、次の表が出ました(全5行のうち2行と、確かめたいことの一部を抜粋)。

仕事AIに任せられる部分人が残す部分研修で練習したいこと
営業会議の議事録の清書(週1回・2時間ほど)手書きメモを文字にしたものや箇条書きから、議事録の下書きと要約、決定事項・担当・期限の整理内容が会議の実際と合っているかの確認。社外秘や個人名の扱いの判断。配る範囲と配布メモを渡して議事録の形に整える練習。AIが書き足した部分や抜けを見つける読み方
納期の問い合わせへの対応(1日5〜6件)問い合わせ内容の要約。販売管理の情報をもとにした回答メールの下書き。よくある質問への返信文のひな型づくりお客さまへの最後の返事(電話・メールとも)。納期の約束の判断。例外や急ぎの案件への対応。お客さまの情報の扱い事実(納期など)を渡して下書きを作らせる練習。送る前に日付・数字・宛名を確かめる手順

出力の例(確かめたいことの一部)
1. 販売管理の画面や請求・入金の一覧は、CSVなどのデータで取り出せますか。それとも画面を見て手で見比べるしかありませんか。
2. 会社として、AIツールにお客さまの名前・金額・社内文書を入力してよいというルールはありますか。使えるAIツールは決まっていますか。

この表の「研修で練習したいこと」の列が、そのまま研修の実習の題材になります。AIが返した質問には、研修の前に社内で答えを決めておいてください。当日、受講者が迷って手を止めることが減ります。

DX研修でつまずきやすい5つのこと

DX研修がうまくいかない会社には、共通するつまずきがあります。研修を選ぶ前に、次の5つに当てはまらないかを確かめてください。

  • 考え方の講義だけで終わる:業務が変わらないうえ、2026年8月からは助成金の対象からも外れます
  • 全員に同じ講座を受けさせる:立場ごとに学ぶ中身が違うので、経営層には物足りず、現場には難しい講座になりがちです
  • 入力してよい情報を決めずに始める:受講者が不安で手を止めるか、入れてはいけない情報を入れてしまいます
  • 研修のあとの時間を取らない:試す時間がないと、覚えた使い方は業務に根づかないまま忘れられがちです
  • 社長が受けない:社長が使う姿を見せないと、社員は業務で使ってよいのか迷いやすくなります

研修のあと、業務の仕組みづくりまで外に頼みたい場合は、AIコンサルに頼めることも参考になります。

DX研修に関するよくある質問

DX研修は無料で受けられますか?

受講料が無料の講座は、経済産業省とIPAが運営するマナビDXで探せます。全社員の基礎は無料の講座で学び、自社の業務に合わせた実習に費用を回すのも1つの方法です。

社員が10人ほどの会社でもDX研修は必要ですか?

人数が少ない会社では、1人の仕事が変わるだけで会社全体の動きが変わります。全員を外部の講座に出すより、社長と担当者が自社の業務で実習する形が、当社のおすすめです。

DX研修に助成金は使えますか?

人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースが使える場合があります。ただし令和8年度(2027年3月)までの期間限定で、2026年8月3日からは、DXの概念だけを学ぶ研修や汎用的なプロンプトの研修は対象外になりました。計画の前に労働局か社会保険労務士に確かめてください。

DX研修は何時間くらい必要ですか?

決まった時間はありませんが、助成金を使うなら10時間以上の訓練が条件です。手順書や計画を作る時間は10時間に数えられないので、実習の時間だけで10時間を満たすように組んでください。

DX研修はオンラインでも効果がありますか?

画面を見せながらの操作の練習は、講師とつないだオンラインでも十分にできます。助成金を使う場合、録画を見るeラーニングは同じ人が1年度に1回までで、賃金の助成も出ません。形式を先に確かめておくと安心です。

まとめ

  • DX研修は、デジタルの道具で仕事の進め方を変える力をつける研修。最近は生成AIの実習を入れるものもある
  • 中身は経営層・推進の担当者・全社員で分けて選ぶ
  • 2026年8月3日以降に出す計画届から、考え方だけを学ぶ研修は助成金の対象外になった
  • 成果につなげる手順は、仕事の書き出し、業務を絞る、情報の決まり、自社の書類で実習、部署ごとの計画の5つ

まずは研修を受けてほしい人を2〜3人決め、この記事の頼み方で1週間の仕事を書き出してもらってください。自分の会社ではどの仕事から始めればよいか、次の案内も参考にしてください。

AI研修・AI経営顧問|AIの使い方と社内のルールづくりを一緒に考えます(お問い合わせフォームへ)

メイカヒットでは、企業向けのAI研修と、AI経営顧問を行っています。

  • AI研修:社員の方が安全にAIを使えるよう、入力してよい情報の決め方や設定の確かめ方まで、実際の画面で操作しながら学びます。これまでに5,000人以上が受講し、自治体や医師会、税理士、上場企業などでも研修を行っています。研修の内容を見る
  • AI経営顧問:営業・事務・採用・社内の質問への回答など、会社の業務のうちAIに任せられる部分を、会社の仕組みとして作ってお渡しし、社員の方が使えるようになるまで一緒に進めます。

「うちの会社の場合はどう進めればよいか」といったご相談も、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。お問い合わせ種別は「AI導入・研修」を選んでください。

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