東京のAI研修|会社の選び方と都の助成金・無料相談【2026年10月】

東京のAI研修について、会社の選び方と東京都の助成金・無料相談を解説する記事のアイキャッチ

「東京でAI研修を頼める会社が多すぎて、選べない」「都の助成金は、うちの研修にも使えるのか」「無料で相談できる窓口はないのか」。東京でAI研修を探すと、こうした疑問が出てきます。会社の数が多いうえ、都の支援が助成金と相談窓口に分かれて載っているためです。

この記事では、自治体や医師会、税理士、上場企業などで5,000人以上にAI研修を行ってきたメイカヒットが、東京でのAI研修の探し方を解説します。この記事を読むと、相談先の選び方と、2026年度に使える東京都の助成金・無料相談が分かります。

記事監修者

久保田 亮(株式会社メイカヒット代表)
AI研修 のべ5,000人

久保田 亮|株式会社メイカヒット 代表取締役

【経歴・実績】
・自治体・医師会・税理士法人・上場企業などで、のべ5,000人にAI研修
・某教育委員会でAIコーディネーターとして活動中
・マーケターとして500社以上と取引
・元テレビ局の報道記者(5年)
・AIハッカソンで世界1位の実績あり(事業計画ツールを作成)
・AIとマーケティングが学べるサロン「メイカラ」主宰

目次

【結論】東京のAI研修は、研修の時間と形を決めてから会社と助成金を選ぶ

東京でAI研修を探すときは、会社を比べる前に「何時間の研修を、どの形で受けるか」を決めるのが近道です。東京都の助成金は3時間以上10時間未満の研修が対象で、研修の時間によって使える制度が変わります。時間と形を先に決めておくと、見積もりの条件がそろい、会社を比べるのも楽です。

都内の中小企業が使える東京都の研修の助成金は、主に3つあります(2026年10月14日時点)。どれも公益財団法人東京しごと財団が受け付けていて、申請は研修を始める1か月前までです。10時間以上の研修は、国の助成金が候補になります。

研修の時間で使える助成金が変わることを示した図。3時間未満は都の助成金の対象外、3時間以上10時間未満は東京都の3つの助成金、10時間以上は国の人材開発支援助成金が候補になる

AI研修そのものの中身や費用の決まり方は、全国どこでも変わりません。詳しく知りたい方は、生成AI研修の内容と受け方で解説しています。この記事は、東京の会社に必要な情報に絞りました。

東京でAI研修を頼める3つの相手

東京でAI研修を頼める相手を、次の3つに分けて解説します。

AI研修を頼める3つの相手

・研修会社に、自社向けの研修を頼む
・公開講座やeラーニングに、社員を送る
・東京都や公社の、無料の相談と講座を使う

それぞれ見ていきましょう。

研修会社に、自社向けの研修を頼む

自社の業務に合わせた中身で学びたいなら、研修会社に自社向けの研修を頼む形が合います。見積書やメールなど、自社の仕事を題材にした実習を入れられるのが、この形の強みです。受け方は、講師が会社に来る対面とオンラインの2つです。

東京には研修会社が多く、検索すると20社前後を並べた比較の記事がいくつも見つかります。会社の名前から選ぶより、自社と近い規模の会社に教えた経験があるかを先に確かめてください。比べるときに聞くことは、あとの章で表にまとめました。

公開講座やeラーニングに、社員を送る

受ける人が1〜2人のときや、日程を合わせにくいときは、公開講座やeラーニングが向いています。公開講座はだれでも申し込める講座、eラーニングは動画や教材を好きな時間に見て学ぶ形です。

題材は一般的なものになるため、学んだ内容を自社の仕事にどう使うかは、受けた人が社内で考える必要があります。受講のあとに社内で共有する時間を、先に予定へ入れておくと安心です。研修・講座・eラーニングの違いは、冒頭で紹介した生成AI研修の記事でも確認できます。

東京都や公社の、無料の相談と講座を使う

何から始めるかが決まっていないなら、東京都や公社の無料の窓口が使えます。公社とは、都内の中小企業を支援する公益財団法人東京都中小企業振興公社のことです。

公的な窓口は特定の製品や研修を売る立場ではないため、最初の相談先に向いているというのが当社の考えです。個人で基本を学びたい社員には、東京都デジタルサービス局の都民のAIリテラシー基礎力向上事業も使えます。AIの使い方と注意点をまとめたテキストを、無料で読めるサイトです。

東京でAI研修を頼める3つの相手を並べた図。研修会社は自社の仕事を題材に学びたい会社、公開講座とeラーニングは受ける人が少ない会社、東京都と公社の無料の窓口は何から始めるか決まっていない会社に向いている

東京都の助成金のうち、AI研修に使えるもの(2026年度)

東京都の研修の助成金を、次の4つの観点から解説します。金額と期限は、東京しごと財団のページを2026年10月14日に確かめた内容です。

この章で分かること

・3つの助成金の違い
・DXリスキリング助成金の条件
・申請の前に確かめる4つのこと
・10時間以上の研修は国の助成金

それぞれ見ていきましょう。

3つの助成金は、研修の形で分かれる

東京都の研修の助成金は、研修の形で3つに分かれています。どれも対象は都内の中小企業などで、1つの研修が3時間以上10時間未満という条件は共通です。違いを次の表にまとめました。

スクロールできます
助成金対象になる研修助成額1社の上限
DXリスキリング助成金DX(デジタル技術で仕事の進め方を変える取り組み)のための研修。公開講座、eラーニング、教育機関に頼む自社向けの研修対象経費の4分の3(受講者1人1研修あたり75,000円まで)100万円
事業内スキルアップ助成金自社の社員に向けて計画する集合研修(同じ時間に行うオンラインを含む)受講者数×研修時間数×800円事業外と合わせて150万円
事業外スキルアップ助成金教育機関の公開講座やeラーニング対象経費の2分の1(小規模企業者は3分の2)。受講者1人1研修あたり25,000円まで事業内と合わせて150万円

出典:公益財団法人東京しごと財団の各助成金のページ(2026年10月14日時点)

小規模企業者とは、常時使う従業員が小売業・飲食業・サービス業・卸売業で5人以下、そのほかの業種で20人以下の会社などのことです。事業内スキルアップ助成金には、研修ごとに2名以上が研修時間の8割以上を受けるという条件もあります。

3つとも、2026年4月1日から2027年3月31日までに始める研修が対象です。交付申請の受付は2027年2月28日までで、研修を始める予定の日の1か月前までに申請します。

2027年度に同じ助成金があるかは、財団のページにまだ案内がありません。年度をまたいで研修を計画する会社は、財団の発表を確かめてから日程を決めてください。

DXリスキリング助成金は、経費の4分の3が助成される

AI研修でまず候補になるのは、助成率が高いDXリスキリング助成金です。対象は、自社のDXを進めるための知識や技能を学ぶ研修か、専門的な資格を取るための研修とされています。

研修は、通常の業務と分けて行うOFF-JT(仕事を離れて受ける研修)でなければなりません。経費の全額を会社が負担し、労働時間の中で受けさせて賃金を払うのも条件です。受講者ごとに、研修時間の8割以上を受ける必要もあります。

自社で考えている生成AI(文章や画像を作るAI)の研修がDXのための研修に当たるかは、財団が申請の中身を見て判断します。研修会社の見積書とカリキュラムがそろった段階で、事務局に確かめてください。

申請の前に確かめる4つのこと

申請でつまずきやすい点は、財団のよくあるお問い合わせに答えが載っています。AI研修で関係が深い4つを、次に抜き出しました。

  • すでに始まっている研修は対象外。研修を始める1か月前までに申請する
  • 月額で受け放題のような定額制の研修は対象外
  • 研修会社は都外の会社でもよい。オンライン研修は受ける場所を問わないが、対象は都内の事業所に常時勤務する社員
  • 本社が都外でも、都内の事業所の登記などがあれば申請できる

同じページでは、助成の対象になる金額は税抜きと説明されています。申請から交付決定までは、おおむね3週間かかります。書類の不備で研修の開始に間に合わないと不交付になる場合もあるため、早めに出してください。

DXリスキリング助成金は、同じ研修で国や自治体のほかの助成を受けていないことも条件です。申請は郵送のほか、国の電子申請システム「Jグランツ」でも受け付けています。

10時間以上の研修は、国の助成金が候補になる

研修が10時間以上になるなら、東京都の3つの助成金は使えません。候補になるのは、厚生労働省の人材開発支援助成金です。

コースごとの助成率や、2026年8月から対象外になった研修を知りたい方は、AI研修に使える国の助成金の条件で詳しく解説しています。申請の流れも確認できますので、あわせてご覧ください。

東京都と公社の無料相談と、AIの導入に使える支援

研修の前後に使える東京都と公社の支援を、相談の窓口と導入の助成金に分けて紹介します。どれも2026年10月14日に、公式のページで受付の状況を確かめました。

今から申し込める無料の相談窓口

今から申し込める無料の相談は、主に次の4つです。研修で何を学ばせるかが決まっていない会社は、先に相談窓口で業務の課題を整理すると、研修の中身を決めやすくなります。

窓口対象中身
ワンストップ総合相談窓口(公社)都内に主たる事業所がある中小企業者など経営の相談に何度でも無料で応じる。電話、オンライン、来社、メールで相談できる
中小企業デジタル化ファーストステップ支援事業(東京都)都内に事業所がある中小企業・小規模事業者専門家が課題を整理し、合うデジタルツールを提案する。事業の期間は2027年3月31日まで
DX推進トータルサポート事業(公社)都内に登記上の本店か支店がある中小企業などアドバイザーの派遣を受け、課題の洗い出しから導入の計画まで無料で支援してもらえる
東京都よろず支援拠点中小企業・小規模事業者など国が設けた無料の経営相談所。売上や経営改善の相談に応じる

DX推進トータルサポート事業は、コースごとに募集の時期が違います。AI活用コースは2026年度の募集を終えましたが、生産性向上コースは10月1日から第2回の募集が始まりました。定員に達すると締め切られるため、申し込む前に公社のページで受付の状況を確かめてください。

AIのツールを入れるときの助成金

研修のあとにツールを入れる段階では、公社の中小企業デジタル導入促進補助事業が候補になります。新しく入れるデジタルツールの経費が対象で、助成率は2分の1以内、上限は150万円です。小規模企業者は3分の2以内とされています。

2026年度の第2回の申請期間は、2026年9月28日から2027年1月29日までです。予算に達すると締め切られます。パソコンなどの機器や、表計算・文書作成のような汎用のソフトは対象外のため、入れたいツールが対象になるかは募集要項で確かめてください。

AIの導入を外部に頼むときの進め方は、AIコンサルに頼めることと費用の決まり方で解説しています。

東京でAI研修の会社を比べるときに聞く5つのこと

会社を比べるときは、同じ質問を全部の会社に聞くと違いが見えてきます。当社がおすすめする質問を、次の表に5つまとめました。

聞くこと確かめる理由
自社と近い規模や業種の会社に教えた経験があるか大企業向けの進め方は、少人数の会社には合わない場合がある
自社の仕事を題材にした実習を入れられるか一般的な例だけでは、研修のあとに業務で使われにくい
入力してよい情報の決め方や、設定の確かめ方を扱うか使い方だけを教わると、情報漏洩の不安が残る
1つの研修の時間数と、受講者1人あたりの金額を見積書に書けるか東京都の助成金は、研修の時間と1人あたりの経費で対象かどうかが決まる
研修のあとの質問を、どの手段で何回まで受けるか使い始めてからの疑問に答えてもらえるかで、定着が変わる

4つ目は、東京の会社にとくに関係があります。たとえば2時間の研修は、東京都の助成金の「3時間以上」に届きません。助成金を使いたいなら、時間数を決める前に研修会社へ伝えてください。

対面かオンラインかは、受ける人で決める

対面かオンラインかは、受ける人のパソコンの慣れと、拠点の数で決めるのがおすすめです。操作に慣れていない人が多いなら対面、拠点が分かれているならオンライン、という分け方です。オンラインでの受け方は、AI研修をオンラインで受ける方法でも紹介しています。

都内の会社どうしなら、対面でも講師の移動の負担は小さくなります。ただし交通費の扱いは会社ごとに違うため、見積もりに含まれるかを聞いてください。

当社は東京都目黒区の会社で、対面とオンラインのどちらでも研修を行っています。当社のAI研修のページに、料金を載せました。

90分の体験研修は1人9,900円(税込)からです。2時間の研修はオンラインが1人33,000円から、対面が1人55,000円からで、どちらも税込の金額です(※2026年10月現在)。対面は、旅費交通費が別にかかります。

研修会社に送る問い合わせメモを、AIに作らせる頼み方

複数の会社に同じ条件で見積もりを頼むには、問い合わせメモを1枚作っておくと便利です。社内で出た話を箇条書きにしてAIに渡せば、下書きを作れます。次の頼み方を、ふだん使っているAIに入れてみてください。

頼み方の例
あなたは中小企業の研修担当を手伝う係です。下の【社内メモ】を読み、AI研修の会社3社に同じ内容で送る「問い合わせメモ」を作ってください。
・「研修の目的」「受ける人と人数」「希望の形と場所」「希望の時期と時間」「見積もりに書いてほしいこと」の順にまとめる
・社内メモに書かれていない数字や事情は、推測で埋めない。分からないところは「未定」と書き、最後に社内で決めることを質問の形で並べる
・助成金が使えるかどうかは判断しない。確認先に聞くこととして書く

【社内メモ】
東京都内の卸売業。社員25人。事務と営業の15人にAIの使い方を学ばせたい。見積書やメールの下書きに使いたい。情報漏洩が心配。本社の会議室を使える。年内に1回やりたい。助成金が使えるなら使いたい。

社内メモは、説明のために作った架空の例です。当社のお客さまの事例ではありません。この頼み方をClaudeの新しい会話で1回実行したところ(2026年10月14日)、次の結果が出ました。

出力の例(5つの項目のうち4つ目と、質問12個のうち4つを抜粋)
【4. 希望の時期と時間】
・時期:年内に1回実施したい。
・具体的な日程:未定
・1回あたりの時間(半日、1日など):未定
・時間帯:未定

【社内で決めることを確認する質問】
3. 研修は対面、オンライン、併用のどれにするか。
5. 研修は半日にするか、1日にするか。
7. 予算の上限はいくらか。
8. 助成金はどこに確認するか(窓口、担当者)。確認の期限はいつか。

「未定」と出たところが、社内で先に決めることです。研修の時間は助成金の条件にも関わるため、ここを埋めてから会社に送ってください。AIの答えには誤りが混ざる場合があるので、メモの中身は担当者が読み直してください。

東京のAI研修に関するよくある質問

東京都の助成金は、都外の研修会社に頼んでも使えますか?

使えます。東京しごと財団のよくあるお問い合わせでは、教育機関は都外の事業者でもよいと説明されています。対象になる受講者は、都内の事業所に常時勤務する社員です。

1〜2時間の短いAI研修でも、東京都の助成金は使えますか?

使えません。3つの助成金はどれも、1つの研修が3時間以上10時間未満という条件です。

事業内スキルアップ助成金のページには、1つの研修を複数の日程に分ける場合は1回あたり30分以上と書かれています。自社の計画が1つの研修として数えられるかは、申請の前に財団の事務局へ確かめてください。

社員が個人で申し込むAI講座にも、東京都の助成金は出ますか?

出ません。申請できるのは社員を雇っている会社で、経費の全額を会社が負担するのが条件です。個人で学ぶ人は、国の教育訓練給付金など別の制度を確かめてください。

東京でAI研修を受けると、費用はどれくらいですか?

公的な調査で示された相場は見当たりません。時間・人数・中身を自社向けに作るかどうかで変わるためです。費用の決まり方は、法人向けAI研修の選び方で解説しています。

まとめ:東京のAI研修は、時間と形を先に決めよう

最後に、東京でAI研修を探すときの要点を4つにまとめました。

  • 頼める相手は、研修会社、公開講座とeラーニング、東京都と公社の無料の窓口の3つ
  • 東京都の研修の助成金は3つあり、どれも3時間以上10時間未満の研修が対象。10時間以上は国の助成金が候補になる
  • 助成金の申請は研修を始める1か月前まで。2026年度の受付は2027年2月28日まで
  • 会社を比べるときは、同じ5つの質問を全部の会社に聞く

まずは今日、受ける人の人数と、研修に使える時間数を書き出してみてください。自分の会社ではどの仕事から始めればよいか、次の案内も参考にしてください。

AI研修・AI経営顧問|AIの使い方と社内のルールづくりを一緒に考えます(お問い合わせフォームへ)

メイカヒットでは、企業向けのAI研修と、AI経営顧問を行っています。

  • AI研修:社員の方が安全にAIを使えるよう、入力してよい情報の決め方や設定の確かめ方まで、実際の画面で操作しながら学びます。これまでに5,000人以上が受講し、自治体や医師会、税理士、上場企業などでも研修を行っています。研修の内容を見る
  • AI経営顧問:営業・事務・採用・社内の質問への回答など、会社の業務のうちAIに任せられる部分を、会社の仕組みとして作ってお渡しし、社員の方が使えるようになるまで一緒に進めます。

「うちの会社の場合はどう進めればよいか」といったご相談も、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。お問い合わせ種別は「AI導入・研修」を選んでください。

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