大分県立別府翔青高等学校で「売れるしくみづくり」を学ぶマーケティング授業を実施

2024年9月29日、大分県立別府翔青高等学校にて、2年生53名を対象にオンライン授業「マーケティングアイデア【売れるしくみづくり】」を実施しました。授業では、株式会社メイカヒット代表の久保田が講師を務め、消費者行動の理解とナッジ理論をテーマに、「人が思わず選んでしまう仕組み」について実例を交えながら解説しました。

授業冒頭では、「なぜ同じ商品でも、あるお店では売れて別のお店では売れないのか?」という問いかけからスタート。生徒たちは身近な購買行動を振り返りながら、マーケティングの本質に迫りました。
続いて紹介されたナッジ理論は、行動経済学に基づく「人の行動をそっと後押しする仕組み」。コンビニのレジ横スイーツ、マクドナルドのセットメニュー、SNSの「いいね」数など、日常の中に潜むナッジの具体例を取り上げ、「売れる仕組み」は身近な工夫の積み重ねであることを実感しました。

講義の後半では、代表的な6つのナッジ手法(デフォルト・フレーミング・社会的証明・損失回避・アンカリング・配列・配置)を学び、自分たちの生活の中から「ナッジを使った事例」を探すワークも実施。生徒たちは活発に意見を交わし、「思わず手に取る広告や商品には理由がある」ことに気づきを得た様子でした。

授業を通して、生徒たちはマーケティングを「特別な知識」ではなく「身近な発想」として捉えるきっかけを得ました。久保田は「マーケティングの本質は、人を動かす“仕組みづくり”にある」と語り、学びを通じて自分のアイデアを形にする楽しさを伝えました。

今回の授業は、生徒一人ひとりの創造力と発想力を引き出し、将来の進路やキャリアを考えるうえで大きな刺激となりました。

今後も様々な場で貢献できる活動をしてまいります。ご依頼などはお気軽にHP経由でお問い合わせください。

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