【3つの業界で世界シェアNo.1】柏市にある岡本硝子株式会社のガラス製品へのこだわりに迫る

特殊ガラスと薄膜技術で世界シェアNo.1の製品を製造する岡本硝子株式会社。

創業から90年以上の歴史を持ち、医療や産業、光学など幅広い分野でその技術力を発揮しています。

高度な「硝材開発」「精密成型」「薄膜蒸着」の3つのコア技術を駆使し、常に品質と革新を追求する岡本硝子株式会社は、時代の変化に応じた高機能ガラスの提供を通じてグローバル市場での地位を確立しました。

社員一人ひとりの成長と共に企業も発展し続ける岡本硝子が世界のガラス業界をリードできている理由を紹介します。

目次

岡本硝子株式会社の企業情報

引用元:岡本硝子株式会社

社名岡本硝子株式会社
設立1928年(昭和3年)
本社所在地千葉県柏市十余二380番地
従業員数正社員 150人  臨時社員 18名  (2024年3月期、単体)
正社員 232人  臨時社員 33名  (2024年3月期、連結)
年商(最新決算期)45.83億円
事業内容光デバイス用ニューガラスと多層膜蒸着製品等の製造・販売
ISOの認証ISO 9001-2015 (登録日:2002年4月)
ISO14001-2015 (登録日:2005年2月)
上場市場東証スタンダード市場
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企業理念と経営理念

岡本硝子株式会社の企業理念は、『特殊ガラスと薄膜で「光の時代」をリードし、お客様が感動する商品・サービスを提供し続けること』です。

経営理念は『常に地球と時代をみつめるダイナミックな経営を行い、社員一人ひとりの人生の充実と会社の発展を目指すこと』です。

岡本硝子株式会社はこれらの企業理念と経営理念を念頭に経営し、ステークホルダーに支えられながら3つの業界で世界シェアNo.1製品を持つ企業へと成長しました。

岡本硝子株式会社が世界シェアNo.1の業界
  • プロジェクター用反射鏡:約92.6%
  • プロジェクター内部レンズ:65.1%
  • 歯科用デンタルミラー:約72%

今後も世界のガラス業界を引っ張る企業として、高品質なガラス製品を作り続けてくれるでしょう。

岡本硝子が提供されている業界

岡本硝子が提供されている業界は多岐にわたります。具体的には下記の業界です。

岡本硝子が提供されている業界
  • モビリティ
  • ディスプレイ
  • 情報通信
  • センサー/IOT
  • 医療
  • 照明
  • インフラ・住宅設備
  • エネルギー

岡本硝子が多くの業界で利用されていることから、岡本硝子が信頼されていると分かるでしょう。

岡本硝子の3つのコア技術

引用元:岡本硝子株式会社

岡本硝子株式会社は3つのコア技術を用い、お客様の課題解決をしています。

岡本硝子株式会社の3つのコア技術
  • 硝材開発技術
  • ガラス精密成型技術
  • 薄膜蒸着技術

それぞれの技術について詳しく解説します。

硝材開発技術

硝材開発技術とは、ガラスの原料を調合して目的の機能に合わせたガラスを生み出す技術です。

特殊ガラスは主原料の砂と10種類以上の副原料を混ぜ合わして作られますが、組み合わせ方は無限にあります。

目的に応じたガラスを作るのはとても難しく、試行錯誤をしなければなりません。試行錯誤して算出された原料の調合比率は、ガラスを製造する会社にとっては非常に大切なものなのです。

岡本硝子株式会社は90年以上のノウハウを活かし、お客様の痒い所に手が届く、未来を見据えた硝材開発を行っています。

現在は硝材開発技術を進化させ、機能性ガラスの事業を展開しています。

ガラス精密成型技術

ガラス精密成形技術とはガラス素材を特定の温度に保持してプレス成形することで、金型形状を転写して光学素子などを高精度に成形する技術です。

岡本硝子株式会社の強みは、温度管理や成型条件を緻密に調整し、高品質な製品を提供できるところです。

またダイレクトプラスを応用した精密成型技術は、岡本硝子株式会社の創業当初から培ってきた技術であり、現在もこの技術を用いお客様のニーズに応え続けています。

薄膜蒸着技術

薄膜蒸着技術とは真空中で材料を蒸発させて薄膜を形成する技術で、ガラスの加工に用いられます。

岡本硝子株式会社では1970年後半に薄膜蒸着技術を導入し、現在ではグループ全体で40台以上の蒸着機を保有し、紫外から赤外までの幅広い波長帯域(200nm~10μm)に対応するさまざまな製品を提供しているのです。

どんな立体物にでもナノメートル単位の薄膜を均一に、または意図的に不均一につけられる技術が岡本硝子株式会社の強みです。

この強みを活かして、主に光学レンズや反射鏡への蒸着や化粧瓶への加飾コーティングなどを手掛けています。

岡本硝子株式会社の沿革

1928年 (昭和 3年)
東京都江東区大島町にて創業

カットグラスの生産を開始しました。

1947年 (昭和22年)
岡本硝子株式会社に組織変更

岡本硝子株式会社に組織変更しました。

1964年 (昭和39年)
千葉工場完成、稼動

千葉工場が完成し、稼働し始めました。

千葉工場は現在、ガラス事業所として稼働しております。

1996年 (平成 8年)
特許取得

「結晶化ガラス」で組成特許及び製品特許を取得しました。

1997年 (平成 9年)
「中小企業創造活動促進法」企業に認定

「中小企業創造活動促進法」企業に認定されました。

1999年 (平成11年)~2001年 (平成13年)
多数の賞を受賞

【1999年】
天皇陛下行幸
第32回(社)中小企業研究センター賞(現「グッドカンパニー大賞」)を受賞
「結晶化ガラス」で(社)発明協会より発明賞受賞
【2000年】
結晶化ガラスによる「反射鏡」で(財)日本発明振興協会より発明大賞を受賞
第5回千葉”元気印”企業大賞・千葉県知事賞を受賞
【2001年】
(社)ニュービジネス協議会主催第11回ニュービジネス大賞を受賞

2003年 (平成15
株式上場

JASDAQ市場へ株式上場しました。

2014年 (平成26年)
多数の賞受賞

ISO9001:2008認証登録(フリット製品)「江戸っ子1号プロジェクト」が、第7回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)、第12回産学官連携功労者表彰(内閣総理大臣賞)、第3回素形材連携経営賞(中小企業長官賞)を受賞しました。

2018年 (平成30年)
経済産業省 地域未来牽引企業に選定

経済産業省の地域未来牽引企業に選定されました。

2024年 (令和6年)
「illumiiro®」(イルミーロ)を立ち上げ

一般消費者向けのガラスプロダクトブランド「illumiiro®」(イルミーロ)を立ち上げ

岡本硝子株式会社で一緒に働こう!

岡本硝子株式会社で働きたいと思った人に向けて、働く際に気になるポイントである「福利厚生」「募集要項」についてまとめました。

福利厚生

岡本硝子株式会社には下記の福利厚生制度があります。

岡本硝子株式会社の福利厚生制度
  • 社員互助会
  • 財形貯蓄制度
  • 社員持株会
  • ストックオプション
  • 団体傷害保険割引
  • 団体自動車保険割引
  • 契約リゾート施設
  • 昼食代一部補助

岡本硝子株式会社が契約しているリゾートを使えたり、昼食代の一部が補助されたりと福利厚生が整っていると言えるでしょう。

募集要項

募集職種開発職 : ①商品開発(ガラス) ②商品開発(薄膜)
技術職 : ③商品設計(ガラス) ④炉設計・技術 ⑤生産技術 ⑥設備保全 ⑦評価・解析 ⑧シミュレーション技術
その他 : ⑨品質保証 ⑩品質管理
対象者2025年度卒業予定の学士・修士・博士
休日・休暇休日 : 土・日(当社カレンダーによる)※完全週休二日制
年末年始、GW、夏期休暇、年次有給休暇、慶弔休暇など
年間休日数 : 121日 (別途計画年休4日あり)
初任給大学卒 : 221,900円/月
大学院卒(修士) : 236,900円/月
大学院卒(博士) : 別途決定
賞与年2回(7月・12月)
勤務地本社・ガラス事業所:千葉県柏市十余二380番地
薄膜事業所 : 千葉県柏市高田1309
勤務時間8:00~16:45 (実働7時間50分)

\創業90年以上!世界のガラス業界を引っ張る企業!/

まとめ

岡本硝子株式会社は90年以上にわたり特殊ガラス製造のノウハウを培い、光学や医療、産業分野で世界シェアNo.1の製品を製造している企業です。

その独自技術である「硝材開発」「精密成型」「薄膜蒸着」を駆使し、お客様のニーズに応じたガラス製品を提供し続けています。

また、社員一人ひとりの成長を大切にするダイナミックな経営を掲げ、社員にとっても働きやすい職場環境を整えています。

今後も岡本硝子は卓越した技術力で、国内外のガラス業界をリードしていくでしょう。

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